 | 価格:880円 |
はじめる習慣
小林 弘幸著
一言で表現すると
読みやすく、生き方をアシスト
してくれるような本です。
99の項目からなり、
それぞれが独立した構成になっているので
どこから読んでもいいし
単発で項ごとに読んでもいいし
非常に読みやすいです。
また、99の項それぞれが価値ある内容です。
本によっては役に立つ内容が少しだけ・・・
なんて本もありますが、
この本は99の項すべてについて興味深く
読むことができ・・・・
しかも生き方の指針になるような
内容が凝縮されています。
著者は医師で自律神経の専門家ですが
自律神経の内容にとどまらず、
この本は、人生をより良く
生きていくために参考となる内容が
書かれています・・・
おすすめの一冊です。
印象的な内容の一項をご紹介すると、
「23項 流れの悪いところで勝負しない
人生の中で「流れの悪いところで勝負しない」は
大事な意識です。
どんなに頑張ってもまったく評価されない。
誰にも認められない。そんな状況もあるでしょう。
そんなとき、自分でできることは淡々とやりますが、
「結果、評価」は自分のコントロール外。
流れが悪い時期なら、たいていうまくいきません。
その状況で「なんとかしたい」「勝ちたい」「結果を出したい」
と思っても自律神経を乱すばかりで状況は好転しません。
多くの場合、あがけばあがくほどもっと悪い状況に
なっていくでしょう。
そこで大事なのは「今は流れが悪いんだ」とはっきり認識
することです。
流れが悪いときにいくら勝負してもいい結果は得られない。
その現実を粛々と受け入れます。
言い換えてもいいでしょう。
流れはいつか変わりますから､抗おうとしないことが大切です。
職場の人間関係が悪く、新しくやってきた上司との相性が最悪。
そんなこともあるでしょう。
その状況で「評価されよう」「好かれよう」「仲良くやろう」
なんて思っても無駄。
そこは勝負すべきところ（力を注ぐところ）ではありません。
そんなときは家族との時間を大切にするとか、
自分の勉強に力を入れる、趣味を楽しむなど
別のところに目を向けたほうが現実的です。
こういうことをいうと「上司が替わるか、自分が異動するまで
ずっとその状況が続くのを我慢するんですか？」と
いう人がいますが、
会社を辞めるなど自分で状況を打開する選択が取れるなら、
それをすればいいと思います。
しかし、そんなことができる人はごく稀です。
できないのであれば、
それが数年に及ぶ状況でも、
自律神経を極力乱さないようにして、
来るべきときに備えるしかありません。」
どうでしょうか？
とても為になる・・・
教え・・・的な本だと
思います。
おすすめの一冊です！
